木工教室の教材製作 2

前回の記事では、パイン集成材のフリー板の巾割き加工をご紹介しました。
今日はその後の工程をご紹介しようと思います。

早速ですがこちらの写真をご覧ください!

前回巾割きした材料を、更に精度を上げて巾を決めていきます。

使用しているのは昇降盤です。
精度が求められる加工では必ず登場する頼もしいヤツです。
ただしとても危ないヤツでもあります。
うかつに近寄るとケガします。

昇降盤は鋸刃がむき出しなのでとても注意が必要です。
また、キックバックという現象も起きやすいです。
最も危険な工作機の一つと言っていいでしょう。
集中力と技術を要するので、弊社でも一部の人しか扱うことが許されていません。

次はこちら!
材料を投入すると・・・

反対側からスーッと出てきます。

でてきた材料の寸法を測ると、あら不思議!
左右上下面が削られて、指定した寸法の断面サイズになって出てきます。
こんな便利な機械があるんですねえ。
この工作機はモルダーといって左右上下に計4つのカッターが搭載されています。
一発で4面を仕上げられる優れものです。

昇降盤とモルダーで巾決めが完了しました。

巾を決めた後は、長さカットにはいります。
これが・・・

こうなります!

横切り盤といわれている昇降盤です。
主に材料の長さカットを行うものです。

最初に紹介した昇降盤では材料を縦に挿入して巾詰めをしましたが、
こちらは材料を横に挿入して長さを詰めます。
安全のためカバーをしたまま作業を行いました。

今は長さカットをひたすら行っています。
ざっと計算してみたところ、2200本位カットする予定です。
まだ100本くらいしかカットしてませんが、今日はこのぐらいにして明日また頑張ります。

進捗は随時アップしますので、興味のある方はまたのぞきにきて下さい。

生還管理部・井上

   
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